オークランド、ニュージーランド
"帆の町"と呼ばれるオークランドは、2000年にヨットレース、America's Cup が開催された都市でもあるが、日頃から湾内は多くのヨットの帆で白く染まっているかのようにさえ見え、爽やかな風に吹かれながら海岸沿いを散策するととても心地良い。また、Fish & Chips の店もよく目にする。 ただ難点なのは、非常に坂の多い街なので町中を徒歩で移動すると結構体力がいる。 | |
ムリワイ・ビーチ、ニュージーランド オークランドの中心から車で30分程のところにある Muriwai Beach には、もの凄い数の gannets and boobies (カツオドリ) というカモメに似た鳥が崖の中腹にいた。怖くなるほどの数で人間である自分が申し訳なくなるくらいに思えた。また、その光景を見ながらヒッチコックの映画「鳥」も頭に浮かんできていた。とても風の強い日で雲が速いスピードで流れていた。ビーチに下りてみると、不思議な体験をした - そこは砂でも砂利でもなく、焦げ茶色の粘土かゴムのような海岸で、海水が引くと自分の姿がクッキリと写って見えた。今までに見たこともないような感覚。この周辺には殆ど売店も自動販売機も無いので、必要であれば買って行った方がいいかも知れない。 |
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ロトルア、ニュージーランド オークランドからロトルアまでは車で 4時間程かかり、途中は殆ど何も無く自然は美しいもののあまりにも単調な風景が延々と続いたのが印象だった。ロトルアに近づき始めるとだんだんと硫黄のにおいがしてきて地熱と温泉の街という感じがしてくる。熱泥が吹き出すところは自然の脅威も感じた。またロトルアはニュージーランドの先住民であるマオリ族が多くいて、舌を出した(マオリ族が敵を威嚇するポーズらしい)顔をした木彫りの人形をたくさん売っていた。小さな子供が木彫りの人形と同じように精一杯に舌を出して買わないかと寄って来て最初はびっくりしたが、あまり怖くなくむしろ可愛らしく笑いそうになってしまった。いずれにしてもマオリ族に触れてこそニュージーランドなので大変に有意義な体験だった。 |