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Day 2
ヴァルデモサ、マヨルカ
バレアレス諸島、スペイン

 

そして、"CELDA No. 2" は、ショパンとジョルジュ・サンドが滞在していた部屋である。

ショパンとサンドの肖像画やサンドの作品も多く飾られていた。 ショパンのプレリュード第15番、通称「雨だれ」は、この部屋で作曲されたらしい。ショパンの祖国、ポーランドの国旗もポーランド大使館により飾られていた。
 
ジョルジュ・サンドの肖像画。この部屋で、サンドはあの有名な「マヨルカの冬」を執筆したと言われている。

この "CELDA No. 2" の庭に出てみた。この庭は、ジョルジュ・サンドの15歳の息子であるモーリスの描いた絵を基に造られたと言われている。"CELDA No. 4" で見た庭に比べると、灌木や色々な花々が咲き乱れ、広々していた。

大きなサボテンまであって、その種類もさまざま。

 

庭から家々や木々を見下ろし、遠くにはパルマの街までも臨めた。ショパンとサンドがここに立って見ていた景色というのは、僕が見たこの景色よりもずっと荒涼たる風景だったに違いない。寒い冬で、木の葉もすっかり落葉してしまっていたことであろう。

見たこともないような花も多く、天気にも恵まれ、この庭園にいると本当に平穏な気持ちになれた。

中でも、この黄色のバラは、マヨルカの強い陽射しに照らされ、大きく咲いていた。

 

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