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Poland_Chopin
Chicago
日本ではあまり知る人が多くないが、第2次世界大戦中の戦災を免れたポーランドの古都クラクフは、ユネスコの世界最重要文化遺産を持つ都市の一つにもなっているところだ。至るところにある教会は、ロマネスクからゴシック、バロックまでさまざまな建築様式が見られ、「もしローマがなければクラクフがローマになっていただろう」という諺に妙に納得してしまう。
ヴァヴェル城 Wawel
ヴァヴェルの丘の景観はヴィスワ川に架かるグルンヴァルト橋からや対岸からの眺めが素晴らしい。また、夜になるとヴァヴェル城はライトアップされ、とても神秘的で美しかった。このヴァヴェルには歴代のポーランド国王が住んでおり、数々の国宝や調度品が収められている。とりわけ興味深かった(というよりも唖然とした)ものは、Hall of Deputies
の内装。天井を見上げるともの凄い数の顔、顔、顔…。それらは木彫りのもので、ポーランドの国王や貴族たちらしいが、上からじーっと見られているようで怖い感じもした。


聖マリア教会 Kosciol Mariacki
二つの尖塔を持つこの教会は、この種では世界最大の教会の一つ。この教会では塔上から 1 時間毎にトランペットが吹かれていることを予め知っていたが、それまでまだ間があった。先に教会の中を見ようと入ると、"凄い、これは一体!"これほどの凝った内部装飾の施された教会をかつて見たことがない。祭壇から柱、壁、天井、ステンドグラスに至るまでの緻密な芸術性に目眩さえしそうであった。外に出ると先ほどよりも人が増え、皆上を向いてラッパ吹きを待っていた。かろうじて見えたトランペット吹きの音はとてもシンプルで数分続いたが、何百年も続くこの伝統には本当に感銘した。

 
聖フロリアンスカのゲート Brama Florianska
13 世紀後半に建てられたこのゲートをくぐると、アーティスト達のさまざまなクラクフの風景画がところ狭しと城壁に貼ってあり、まるでそこはオープンエアギャラリーのようだった。数あるヴァヴェル城の絵の中でも特に気に入ったものがあり購入した - 静かなヴィスワ川の水面に映るヴァヴェル城の油絵。このゲート前の通りにはたくさんの店やレストランが軒を連ね、すぐに中央広場へと出た。この道はヴァヴェルへと続いている。
 
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