夕方 7 時半にアッシジ駅に到着。小さな駅だった。 | 駅を出ると目の前には、小高い丘に広がる中世の町、アッシジが見えた。ここが聖フランチェスコ生誕の地である。 駅からアッシジの町まではバスを使う予定でいたものの、夕陽に照らされたアッシジの町があまりに美しく、徒歩だとどのくらいの時間がかかるのかもあまり考えず、そのまま吸い寄せられるように町に向かって歩き出していた。 |
後ろからは、ガンバレ、ガンバレと、綺麗な夕日が背中を押してくれた。 |
道の両脇には黄金に輝く小麦畑が広がり、夕焼け色に染まるアッシジがだんだんと近づいてきた。現実ではなく、夢の中にいるような気がした。 | そして丘を登り始める頃には暗くなり始めていた。 | そしてやがて頭上に照明で浮かび上がった Basilica di San Francesco 聖フランチェスコ大聖堂の姿が見えてきた。 |
ホテルに到着した時には 8 時半頃で、既に夜の帳が下りていた。部屋に入り 窓を開けると、正面には Chiesa di San Pietro 聖ピエトロ教会が見えた。 | 静かなウンブリア平原の彼方に陽は沈んだ。長い 1 日だった。 |
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