この日は朝から、聖フランチェスコと彼の "兄弟たち" たちが瞑想した Eremo delle Carceri カルチェリの庵に向かった。まず、アッシジの町の最東端まで行き、城壁を抜けた。 |
すぐに "Patrimonio Mondiale" 「世界遺産」と書かれたボードや Parco del Monte Subasio スバズィオ山公園についての案内があった。 | そして、"VIA EREMO DELLE CARCERI" の道標。ここからいよいよカルチェリの庵までスバズィオ山を登って行くことになるのだが、果たして本当に徒歩で辿り着けるだろうか、といういくばくかの不安はあった。 |
それでも足はゆっくりとカルチェリの庵に向き、スバズィオ山を登り始めていた。 | 眼下にどんどんと家々が見え始め、山を登りながらたまに足を止め、美しいウンブリアの風景を堪能した。ただ、この日も陽射しが強く、道中は決して楽なものでは無かった。 | 途中、山を下りてくる数人の巡礼者にすれ違い、笑顔で挨拶を交わしたが、30分程歩いた辺りから、「あとどのくらい登れば聖フランチェスコの庵に辿り着くのだろう?」という自問が何度も繰り返し頭を過った。 途中、道路脇に石の十字架があった。 |
歩き続けようやく、遠くにたくさんの人たちがいるのが見えてきた。それでやっとカルチェリの庵に辿り着いたことがわかりホッと安堵。 予想していたよりも、少しハードな道のりであった。 |
ここが聖フランチェスコが瞑想のために来ていた Eremo delle Carceri カルチェリの庵。 | 入口には、"EREMO DI SAN FRANCESCO" 「聖フランチェスコの庵」の文字。 |