サン・ヴィターレ教会裏の北東側にひっそりと建つこの建物、425年から 433年の間に建てられた Mausoleo di Galla Placidia ガラ・プラチディア廟。 | この廟に入って行くと、中は薄暗く冷んやりとしていた。入ってすぐを見上げると、半円形のモザイク、「善き羊飼い」。この廟には3つの半円形モザイクが見られたが、この「善き羊飼い」が最も印象的なものだった。 |
それから、焼き網の側に立ち、十字架と福音書を手にした聖ローレンス。これは、「聖ローレンスの殉教」と題されたモザイク。 | この泉で水を飲む鹿のモザイク、鹿はキリスト教徒を表し、それを求める水は生命の泉、すなわちキリストを意味している。 |
廟のど真ん中に立ち、見上げると、いくつもの星が散りばめられ、その中央に十字架。それを取り囲むように各コーナーに配置された福音書を書いたマシュー、マーク、ルーク、そしてジョンの4人の姿。さらに彼らそれぞれをシンボル化した天使、獅子、雄牛、そして鷲。これらのモザイクに圧倒された。 | サン・ヴィターレの門を出る時には、大きな安らぎを感じ、満足感を得ていた。 |