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昨夜のマルタ・アルゲリッチのコンサートと彼女との対面の感激・興奮も冷めやらぬ中、今夜もアルゲリッチのコンサートに行くことにしていた。ただ、今夜のコンサート会場は、あの the Berliner Philharmonie ベルリン・フィルハーモニーで。

そのため、日中は Unter den Linden "菩提樹通り" 沿いを中心に見て回った。

まずは、ベルリン最大のプロテスタント教会、ベルリン大聖堂に向かった。

 

大聖堂の入口上部には、キリストのフレスコ画があった。

 
 

そして中へ進むと、 巨大な身廊。見上げると、空高くに築かれたドームに息をのんでしまうほどだった。

 

祭壇の壁には "キリストの誕生"、"死"、"復活" がステンドグラスに時系列で描かれ、とても美しかった。

 
 

左に目をやると、これまた巨大なパイプオルガン。なんと 7,269 本のパイプがあり、ドイツ最大のパイプオルガンと言われている。

 

その後、階段で大聖堂の天辺へ。

頂へ辿り着く少し前には、ドームの縁に沿うように設置されたガラス張りの廊下があり、見下ろすと 先ほどまで見ていた身廊や祭壇が小さく見られた。

じっと見ていると、下に吸い込まれて行くようでスリリングであった。

 
 

長い長い階段を歩き、ようやくドームの天辺へ辿り着くと、ベルリンのパノラマ風景を遠くまで見晴らすことができた。どこまでも広がるベルリンの町の風景でいっぺんに疲れも吹き飛んだ。

ドイツ歴史博物館、大きな青緑色のドームのヘドヴィヒ聖堂、フンボルト大学、そして、昨夜いた国立オペラハウスなど、菩提樹通り沿いの歴史的な建造物が望めた。

 

"Museum Island" "博物館島" の方向を見ると、旧博物館、新博物館、旧国立美術館が確認でき、その遠くには ペルガモン博物館とボーデ博物館もかろうじて見えた。
これらの博物館群は "博物館島" と呼ばれており、世界遺産となっているらしい。

 

 

反対の方向には、高くそびえ立つ the Berliner Fernsehturm ベルリンテレビ塔が見えた。こちらの地区は、旧ドイツ民主共和国(東ドイツ)の時代に 東ベルリンだったらしく、町の雰囲気がどことなく異なって見えた。

 

ベルリン大聖堂から出ると、目の前は川だった。この辺りは観光客が多く、ここから遊覧船に乗ってクルーズも楽しめるようになっていた。

 
 

スプリー川という川沿いを歩き始めると、少年、少女 4人が裸で河岸に座っていて 一瞬びっくりしたが、歩き進むにつれ ブロンズ像とわかった。それでも、今にも動き出しそうな感じがした。

どういう像なのか、あとで確認してみると、"Three girls and a boy" "3人の少女と 1人の少年" というタイトルの作品のようで、見た目そのままのタイトルだった。

  大聖堂を眺めながらスプリー川に沿って "博物館島" を歩き、とてもリラックスできた。次回またベルリンを訪問する機会があれば、その時にはこの周辺にある博物館で鑑賞したく思った。
 
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