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フランクフルトからライプツィヒまでは 4 時間ほどだったが、そこまでの時間も感じることなくライプツィヒ中央駅に到着した。

 

 

このライプツィヒ中央駅はヨーロッパ最大の駅らしく、横幅は写真に納まりきらないほど。

ライプツィヒも天気に恵まれ、駅前は多くのトラム(路面電車)が行き来し、明るい活気に溢れた町がすぐに気に入った。

 
 

駅から 5 分ほど歩き、すぐに町の中心、マーケットスクウェアに着いた。

殆どのところへは歩いて行けるコンパクトな町であるものの、"音楽の町" として知られており、僕のようなクラシカル音楽好きが世界中からこぞって集まってくる。

また、ライプツィヒは古くから印刷・出版の産業も盛んで、1650年に世界最初の日刊新聞が生まれた町でもある。

旧市庁舎を歩くと、どことなく ポーランド・クラクフのマーケットスクウェアに似た印象を持った。

 

そして、マーケットスクウェアを抜けるとすぐに J.S. バッハが 30 年近くに渡り音楽監督を務めていたトマス教会が見えてきた。

 

 
 
教会前の広場には像が見えてきて、すぐに J.S. バッハのものだとわかった。   思っていたよりもかなり大きな像だが、この教会はもちろん、この国やクラシカル音楽の世界に残したバッハの功績からすると、その偉大さに相当する像の大きさは自然なこととも思えた。
 
 

バッハは作曲した楽譜を常に持ち歩き、それを指揮棒の代わりにもしていたそうで、この像でも右手に丸めた楽譜を持っている。

バッハの背後には、彼とは切っても切り離せないパイプオルガン。

そして、よく見ると、彼の左手には赤い花が…。あの高さに、一体誰がどのようにして持たせたのだろうか。

 

像の大きさはだけでも 3 メートル以上もあり、さらに 3 メートル近い高さのところに設置されているため、バッハ像と一緒のところを写真に収めることもかなり難儀した。

 
 

トマス教会とバッハ像を眺めながら、バッハがここで音楽監督だった 18世紀前半の時代に思いを馳せ ひと休みした。

バッハ像の真ん前に立つこの建物は、バッハ資料財団のもので、この中に バッハ博物館、バッハ公文書館が入っている。夕方またここに戻って来ることにした。  
 
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